26.うたい去りし花
作詞:太志
作曲:太志
窓を開けて 夜を吸い込む
ギターの弦を張り変えて 銀色の夢を紡ぐと
灰色の悲しみが 糸くずのように
足元に積もってく 降り積もってゆくよ
人は人を ほどほどに愛すことができず 苦悩に打ちひしがれる
分け合い方がわからない だから奪い合う
ありがとうでいっぱいにしたいのに
ごめんなさいばかりが増えてゆく
眠れないのは 眠りたいからなのかな
わかってもらえないのは わかってもらいたいからなのかな
思い通りにいくことの方が少ない日々に
どんな色の希望を投げつけたらいい?
何故自分だけなのかと感じることも実は 自分だけじゃないってこと
気付いたのさ 傷ついてるのは 君もそうで 彼らもそうで
若き羽ばたきよ 薄紅のつぼみよ 私も強く生きてみます
傷つかないように過ごすことが いつしか
私の生きる目的になっていました
降ってもない雨に怯え 傘をさすくらい 怖がりな自分がいて
その自分に目を背け
メッキ仕立てのプライドを
太陽に突きつけて輝いたふりをしてたんだ
真実を認めたくなくて
遠ざけた そのひとかけらを 空になげた 形の悪い勇気を
そんな迷路のような日々を 終わらせるため
少し格好の悪い この覚悟を歌にこめて
抜け落ちた羽根よ 歌い去った花よ 私は強く生きています
心はいろんな表情をもつけれど いつでも微笑みを忘れず
拭っても拭っても溢れるというのなら そのまま走り続けていく
倒れても倒れても その愛を伝えなさい
あなたは私にそう教えたのでしょう
生きること即ち
走ること 立ち止まること 挫けては もうだめだって思うこと
それを誰かのせいにすること 綺麗な哀しみだけじゃないこと
努力もしないで文句を言うこと
明日からやるって言ってやらないこと
願い事 一つに絞ってやっぱやること
誰にでも大なり小なり 困難があり 悩んでること
葛藤したり 嫌われたらどうしようって途方に暮れたり
愛すことあっても 愛されることは中々ないこと
伝えること 伝わらないこと うまくいかないが やるしかないこと
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